ベトナム国家銀行(中央銀行)のダオ・ミン・トゥー副総裁は、2016年もテト(旧正月)に小額紙幣を追加発行しないことを明らかにした。例年テトの時期が近付くと、お年玉やお賽銭として新札の小額紙幣の需要が急増するが、4年連続での追加発行中止となった。

  発行を制限するのは、◇500VND(約2.6円)札、◇1000VND(約5.3円)札、◇2000VND(約10.5円)札、◇5000VND(約26.3円)札の4種類。小額紙幣の追加発行中止により、2013年から2016年までの4年間に節約できた紙幣の印刷・運搬・保管などの費用は約1兆5000億VND(約79億円)に上る。

  小額紙幣の追加発行を制限する背景として、テトの時期の寺院などで小額紙幣がゴミのように蒔き散らかされるなどして問題になっていることが挙げられる。なお、1万VND(約52.9円)以上の額面の新札は、需要に対して十分な量を確保するという。(情報提供:VERAC)