カナダ/円は、昨日早朝に82.20円前後まで下落して約3年ぶりの安値を付けた。その後のNY市場では一時83.90円前後まで反発する場面もあったが、NY原油が一時31ドルを割り込んで下落する中で再び82.20円台へと弱含んだ。本日の東京市場でも、83.00円台に小戻す場面が見られたが、原油と株の続落を受けて上値は重く、三たび82.20円台へと押し戻されている。

 欧米市場でも原油と株価の下落が続けば、カナダ/円が81円台に差し込むリスクがあろう。特に、NY原油は需要と供給の両面に不安を抱えるだけに、30ドル割れへの警戒が必要な局面にあると思われる。

 ただ、市場のもうひとつの懸念材料である中国不安は多少なりとも和らいでおり、パニック的な円買いは収束しそうでもある。本日は、これまでリスク要因視されてきた人民元相場の下落が一服しており、中国株も底堅く推移している。もし、欧米市場で原油価格が下げ止まる事になればカナダ/円が反発する可能性もあるが、本格反騰に繋がる公算は小さく、83円前後は上値抵抗となりそうだ。
(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF )