中国政府が人民元基準値を元安方向に設定した事を引き金にリスク回避の動きが強まった事や、米利上げ観測を背景とするドル買い・新興国通貨売りの流れになった事を受けてドル/ランド相場が7日に過去最高値を更新(=ランド安)すると、ランド/円は8日に過去最安値をとなる7.226円の安値を記録した。

 今年の米利上げが既定路線となる中、本日の米12月雇用統計は、好悪どちらの結果でもランド/円相場の重石となりそうだ。事前予想より良好な結果となる場合は、米3月利上げ期待が高まってドルが一段と買われる公算が大きく、ドル/ランド相場に上昇圧力が掛かりやすい。ランド/円は7日安値を割ると、心理的節目に当たる7円ちょうどまで目標値が見当たらない。

 反対に雇用統計が弱い結果となったとしても、米国の金融引き締め路線自体が変更になるとは考えにくく、ドル/ランドの下落は限られそうだ。弱い雇用統計を受けて株価が下落する場面ではランド/円相場の重石となるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)