昨日の豪ドル/円は一日で約2%も下落した。豪州最大の輸出先である中国を震源地とするリスク回避地合いであったため、他の通貨ペアよりも下落率が大きくなったと見られる。

 昨日、リスク回避の引き金を引いた中国CSI300指数(値幅制限いっぱいまで下落して取引が強制停止)は、本日については一時プラス圏に顔を出すなど、パニック商状はひとまず収まっている。中国当局が株価維持策を検討していると発表した事などで不安が後退しているようだ。このまま波乱なく取引を終える事ができれば、昨日大幅に下落した欧米市場の株価も戻りを試す事になるだろう。

 もっとも、一度冷え込んだ投資家心理が急速に改善するのは困難とみられ、豪ドル/円がすぐさま大きく反発する事は難しいかもしれない。それでも、昨日の反動を考えれば下げ幅の半値戻しに当たる86円台半ばまでは反発の余地がありそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)