オンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> は後場に上げ幅を拡大し、一時37円高(12.33%高)の337円を付けた。5日前引け後、開発中の抗がん剤「OTS167」の第1相臨床試験をオーストラリアで開始すると発表した。

 「OTS167」はゲノム包括的遺伝子解析で発見された新規キナーゼのMELKを標的としており、MELKが発現する幅広いがん種に対する効果が期待できる。動物実験では、肺がん、前立腺がん、乳がん、すい臓がんなどに対し、強力な抗腫瘍効果が確認されているという。

 また、米国シカゴ大学では、固形がんの患者に対する静脈内投与で、安全性、有効性、薬物動態を確認する臨床試験を実施しており、利便性の高い経口投与による臨床試験開始の手続きが完了している。

 オーストラリアでの臨床試験でヒトでの良い経口吸収性が確認されれば、経口製剤の臨床開発を加速させることができる。(編集担当:宮川子平)