中国人旅行客が日本で爆買いしていることから分かるとおり、日本製品は中国人に大人気だ。特に家電やカメラは根強い人気があると言える。だが、近年は中国製品の品質や技術力も向上してきていることは間違いない。

 中国メディアの百度百家は11日、「日本における中国製の影響は想像以上だ」と題する記事を掲載し、多くの中国人が想像するのとは逆に、日本人に対しても中国製品が大きな影響を与えていると紹介した。

 記事はまず、中国人自身が抱いてきた「多くの日本人は中国製が嫌いで、多くの中国人は日本製が好き」というイメージは崩壊してきていると主張。そもそも、中国人が爆買いする商品の多くが実際には中国で生産されたものであり、華為技術(ファーウェイ)、ハイアール(海爾)、レノボ(聯想)などの中国メーカーの商品は「日本人にも受け入れられ、好まれている」と主張した。また、中国ブランドの高品質な製品が、「中国国内のみならず国外でも好まれ、高い評価を勝ち得ている」とも主張し、多くの中国製品が日本でも認められるようになったと論じた。

 具体的な例として、日本のパソコン市場はレノボが、SIMフリーのスマートフォンではファーウェイがシェア1位となっており、家電市場でもハイアール、TCL、ハイセンスなども健闘している伝えている。

 ほかにも、宇宙開発、高速鉄道、原子力発電、旅客機、自動車、ロボットなどの分野で中国企業の技術力は非常に高いと主張し、「もともと中国企業に対する日本の評価は高くなかったものの、何かをやると決めた中国人は侮れない存在であることに日本人も気づいてきたようだ」と分析した。さらに中国メーカーと消費者は、自らを過小評価する必要はなく、常に技術革新のレベルを向上し続け、良い製品を作ることで周囲の固定概念を変えていくことできると結んだ。

 日本にはこれまで積み重ねてきた技術力と高い信頼性があり、中国企業が力をつけてきているとしてもまだ簡単には負けない力がある。一方で、これまでの経済成長を背景に、日本企業の事業を買収する中国企業も増えつつあることは事実で、中国企業が近年、実力を高めていることも事実だ。消費者の立場としては各企業が切磋琢磨することでその恩恵を享受できていると言えるが、一部の中国メーカーの製品が日本で存在感を示しているのは、日本製品にとってはそれだけ市場を奪われているということでもあり、警戒に値する事象と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)