ユーロ/ドルは漸進的な下落が続いており、昨日のNY市場では1.05578ドルまで下落して今年4月以来約7ヶ月半ぶりの安値を付けた。追加緩和が濃厚な3日のECB理事会を前に、断続的に入る利益確定の買戻しをこなしつつ下値を切り下げており、目先的にユーロが大幅に反発する公算は小さいと思われる。
一方で、ドルは米利上げ期待を背景に堅調を維持しており、こちらも本格的な調整は目先的に考えにくい。少なくとも3日のECB理事会まではユーロ/ドルが下値を切り下げる展開が続くと考えるのが自然だろう。
本日の米11月ISM製造業景況指数が予想を上回れば昨日安値を下抜ける可能性が高まり、焦点は1.05ドルの攻防に移る事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:1.05ドルに向けて下落の公算
2015-12-01 19:10

・今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ ‐ G.COMデイリーレポート
・為替・FXマーケット情報 ‐ 各国の為替チャート、レート、最新情報を集約
・為替情報・外国為替FX情報ページ ‐ 主要通貨ペアのレートと外為最新ニュース
- ・【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:調整安の可能性(2015/10/26)
- ・【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:200日線突破でネックラインが視野に(2015/10/23)
- ・【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:市場の緩和期待維持が課題(2015/10/22)
- ・【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:一目均衡表の雲の上限は突破(2015/10/21)
- ・【本日注目の通貨ペア】ユーロ/豪ドル:豪・欧の金融政策印象格差(2015/10/21)
関連記事