豪ドル/円は先週後半は軟化したものの、88円台前半では底堅さを維持している。ここを下回ってしまうと一目均衡表の基準線(執筆時点:87.273円)辺りまで下げ余地が拡大するとみる。

 ただし、足元の豪中銀(RBA)は金融政策に関して様子見の姿勢を示しており、かつ豪ドル高牽制の姿勢も和らげている事が対ユーロ(欧州中銀の追加緩和期待が強い)を中心に豪ドルの買い要因視されている。豪ドル/円が主要株価の軟調さなどを背景に下落しても高値圏を維持しているのは、この対ユーロでの豪ドル買いが根強い点が大きいと言えよう。88.00円を割り込むような事があっても、こうした背景から長続きしない可能性がある。

 また、明日は朝から豪ドルにとっては手掛かり材料が多い。豪州の経済指標が複数発表予定で、さらに豪州の最大貿易相手国である中国の11月財新製造業PMIの発表が続く。そして昼ごろにはRBAの政策金利発表が予定されている。これらが豪ドルの買い要因になるような結果をそれぞれ示せば、89円台復帰もあり得るだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)