近年、中国で大型連休を迎えるたびに、日本では中国人旅行客による爆買いが大きな話題となっている。中国人旅行客にとって人気のある日本製品としては、温水洗浄便座や電気炊飯器、魔法瓶、化粧品や一般用医薬品が挙げられる。

 日本の小売業界が中国人旅行客による爆買いの恩恵を受ける一方で、中国国内では大型連休中の消費が低調傾向となっている。中国メディアの家電圈は、10月1日の国慶節(建国記念日)の連休中には40万人もの中国人旅行客が日本を訪れ、1000億円もの消費をしたと伝え、「日本を訪れた中国人旅行客は家電と日用品を買い求めた」と報じた。

 記事は、なぜ中国人旅行客は日本で家電を買い求めるのかと疑問を投げかけつつ、「少なくとも日本と中国の家電量販店に大きな差はないように見える」と主張する一方で、中国の一部の家電量販店は日本の家電量販店の売り場配置や陳列方法を模倣しているほどと伝えた。

 だが、それでもやはり「日中の売り場には差があるのも事実」とし、日本の家電量販店はまるでスーパーで買物をしているように気軽に選ぶことができ、サービスの質も「まるで貴賓になったかの気分になれる」と報じた。

 それでは、中国の家電量販店はどのような状況かといえば、「販売員はまともなトレーニングを受けておらず、自分が販売を担当している製品すら良く知らない」と伝えた。

 もしも仮に、記事が伝える内容が中国の家電量販店で常識になっているとするならば、消費者は製品の特長や性能を正しく理解できず、他のメーカーの製品と比較することが出来ないのは中国に限ったことではない。日本の電気量販店は、担当者が最低限を把握しているのはごく当たり前で、より専門的に理解しているスタッフが配置されていることもある。

 続けて記事は、日本製品はハイエンド化を進めることで「中国市場の開拓を推進している」と伝える一方、中国製の家電と日本製の家電とでは「品質」的には大きな差はないと主張。中国製の家電は価格を重視し、日本製の家電は機能を重視しているだけで、品質上の差はないはずだと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)