AOKIホールディングスは2015年10月28日、東京・二子玉川ライズで『ORIHICA(オリヒカ)』ブランドの新戦略記者発表会を開催した。同社代表取締役社長の青木彰宏氏は、「今年で創業12年を迎えた『ORIHICA』ブランドで初のテレビCMを放映開始し、また、紳士服業界で初めてとなるPOP UP SHOPをオープンするなど、ブランド認知を一段と向上させる施策を展開し、AOKIの“第2の柱”として『ORIHICA』を育成したい」と語った。

 『ORIHICA』は、「Original High Category(独創的で、高いレベルで、違う切り口で)」という意味の造語。「日本でクールビズが広まるとともに、ビジネスライフスタイルの多様化が進み、より自由で自分らしい着こなしが好まれるようになってきた」(青木氏)という時代背景の中で2003年に誕生した。この後、一貫してメンズレディスで「ビジカジ(ビジネスカジュアル)」という新しい価値を提案し続け、ショッピングセンターを中心に145店舗を展開するまでに成長した。

 そして、10月28日から全国で放映を開始した『ORIHICA』ブランド初のテレビCMは、「ブランドの認知を高めて、新しいお客様を呼び込みたい」(青木氏)との思いを形にした新戦略。イメージキャラクターには俳優の松坂桃李さんを起用した。「ショッピングセンターを中心に出店している『ORIHICA』のブランド特性を考え、ファミリー層への好感度が高いこと、また、平日の来店客の70%~80%を占めるという主婦層の好感度が高いことをポイントに松坂桃李さんをキャラクターに起用した」(青木氏)という。

 CMで松坂桃李さんが着ている『ORIHICA』は、今秋冬シーズンのテーマカラーとしている「NAVY&BLACK」。定番カラーである「NAVY」と「BLACK」をあえて組み合わせることによって、エレガントでスタイリッシュな着こなしが実現することを提案する。さらに、今秋冬シーズンで新規に投入した「THE 3rd SUITS」という新しいアイテムは、ON/OFFを問わず、幅広いシーンで着用できる次世代スーツとして提案。ガルゼ織のコットンポリエステル素材を使用し、ウールライクな質感を実現しながら、軽くて動きやすいジャケットとして提案していく。

 また、POP UP SHOPは、ショッピングセンターを中心に出店してきた『ORIHICA』だからこそできる新展開。従来の紳士服業界は、郊外を中心に路面店を展開することで店舗網を拡充してきたため、ショッピングセンターや百貨店等との接点が作りにくかった。『ORIHICA』は、ショッピングセンターを中心に出店し、すでに145店舗の店舗網を持つまでに成長したため、出店先のショッピングセンター等からイベントスペース等を活用したPOP UP SHOPの企画を様々に持ち込まれるようになってきているという。

 第1弾のPOP UP SHOPは、二子玉川ライズショッピングセンターに11月15日までの期間限定でオープン。秋冬シーズンに提案する「NAVY&BLACK スーツ コレクション」に特化した販売コーナーとして、そのスタイルと世界観を表現したブースになっている。今後は、レディスでの限定SHOPなども検討していきたいとしている。

 青木氏はPOP UP SHOPの展開について「AOKIとしてのチャレンジ。この取り組みを通じて、未出店のショッピングセンターや百貨店への出店の足掛かりとして位置づけたい。将来的には『ORIHICA』事業部で300店舗体制をめざしたい」と、今後の多店舗展開を展望した。(編集担担当:風間浩)