各地にはそれぞれ特有の文化があります。その最たるものが「食文化」でしょう。中国にも日本にはない独特の食文化があります。今日は、日本ではまずお目にかかれない食べ物2種を、ご紹介します。

■1. 鶏爪

 これは有名だと思いますが、中国人は鶏の足(足首から下の部分)が大好きです。切り落とした足を、何も加工せず見た目そのままに、醤油やしょうがなどで煮付けてバリバリ食べます。

 私自身は、あの「見た目」で食欲をそがれてしまいます。なにしろ、爪もしっかりついているのです。一体どこを食べるのだろうかと不思議に思うのですが、見ているとまず「ガリッ」とかぶりつき、口の中で器用に周囲の皮や肉の部分をはがし取って食べ、最後に骨の部分を「ペッ」と出します。

 驚くことに、小さな子供でもできるのです。骨なしの柔らかい肉しか食べつけない日本人にはできない芸当です。

 筆者も一度だけ食べた(食べさせられた?)ことがありますが、この部分はコラーゲンたっぷりで、コリコリとして、見た目はともかく美味しいことは美味しいのです。そうですねえ。考えてみたら、日本人も「豚足」は食べるわけですよね。

■2. カブトガニ

 天然記念物に指定されている日本ではまず食べられないものだと思います。これもまた見た目が悪すぎて、とても「食べたい」と思えるものではないですよね。実際中国に来るまで筆者は食べるものだとは知りませんでした(笑)。でも地元の友人に聞いたところ、とても貴重なもので、特におめでたい席には欠かせない珍味なのだそうです。

 筆者が「食べたことがない」、と言うと「えーっ!! あんなに美味しいもの、食べたことがないの? 特に甲羅の中の卵がとてもおいしいんだよ。」と言っていました。

 でもネットで調べた感じでは、「毒があるので取扱注意、卵の部分もまあ可もなく不可もなく」みたいな反応でした。同じ中国と言っても、やはり習慣の違いがあるのでしょうか。

 「ところ変われば品変わる」で、その地域・国によって全然違う食べ物や好みの違い、とても面白いと思います。そんな経験ができるのも、外国に住む楽しみのひとつと思います。また機会があったらこちらの珍しい食べ物、紹介したいと思います。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)