中国メディアの中国網は20日、トルコ高速鉄道のアンカラ-イスタンブール間の路線を中国が建設を請け負ったことについて触れ、中国高速鉄道の輸出事例として「中国人を興奮させ、誇りを感じさせるものだった」とする一方、「メキシコやタイの高速鉄道プロジェクトを失注していることを忘れてはならない」と指摘した。

 さらに、シンガポールとマレーシアを結ぶ高速鉄道プロジェクトや、米カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトにおいては、日本や欧州の企業と受注競争を繰り広げていることを指摘し、「中国高速鉄道の輸出は中国の国力増強における必然の行為」であるとしつつも、「その道は決して容易ではない」と論じた。

 続けて、タイが同国初の高速鉄道として新幹線の採用を検討しているとされることに対し、「政治的要素や日本の好条件の借款といった要因を抜きにしても、中国高速鉄道の技術的要因だけでタイを口説き落とすことができなかった」と指摘し、圧倒的な実力がなければ「他人を跪かせる」ことはできないということは認識すべき点であると主張した。

 さらに記事は、中国高速鉄道は車両の研究開発能力や生産能力、さらにはアフターサービスにいたるまで「その質は疑いようのない高さ」と主張する一方、「中国高速鉄道はまだ誕生から年月が経っていない“年若い”存在」とし、その実力や技術力の高さを証明するには時間が必要だと論じた。

 続けて、中国高速鉄道は自らの競争力を高め、より広く、より長い営業距離を確保し、過酷な環境下でも営業できるイメージを確立する必要があると主張。つまり中国高速鉄道は実力を高めてこそ、国外での受注も安定し、堅実なものとなるに違いないと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  my123rf88/123RF.COM)