10日のスポット金は3営業日続伸し、1104.40ドルで引けた。一時7月21日以来の高値1108.74ドルまで上昇した、連邦準備制度理事会(FRB)当局者のコメントで9月利上げへの不透明感が強まったことが背景。

 アトランタ連銀のロックハート総裁は10日の講演で、FRBによる利上げ決定は近いとの見通しを表明した一方、具体的な時期が決まっているわけではないことも強調した。今年下半期に入って金価格は米利上げ観測を背景に下落している、7月24日に5年半ぶりの安値となる1077.12ドルを付けた後1100ドル台下方で横ばいとなっている。  

 10日のWTI原油先物は反発、米株高やドル安を背景に4営業日ぶりに陽線で引けた。

 中国上海総合指数が4.92%と大幅に上昇したほか、米国ダウ平均の連続安は7営業日で止まったことなどが好感され、原油が買われた。また、対ユーロでのドル安がドル建てで取引される原油などの商品の割安感につながり、原油相場を支えた。(情報提供:東岳証券株式会社)