香港メディアの鳳凰網は15日、中国高速鉄道は中国製造業の高度化に向けた象徴的存在であり、世界で高い評価を得ていると伝える一方、「タイが高速鉄道事業で最初にパートナーとして選んだのは日本だった」と論じた。

 記事は、かつて中国とタイが高速鉄道の建設とコメを物々交換することで協議していたことを紹介する一方、インラック政権が倒れたことで同協議が流れてしまったことを指摘。首相がプラユット・チャンオチャ氏に変わった後も中国はタイに高速鉄道導入を働きかけたと伝えるも、「現時点では中国とタイの高速鉄道事業における協力は未知数の状況」と論じた。

 さらに、「中国が受注する可能性が高いと考えられていたプロジェクトはなぜ失敗するのだろうか」と疑問を投げかけたうえで、それだけ世界の高速鉄道市場は競争が厳しいということを示すと指摘。さらに、中国高速鉄道は低コストと営業距離という点で強みを持つとし、一方の新幹線は世界初の高速鉄道という歴史と安全性において強みを持ち、「決して過小評価はできない」と論じた。

 また記事は、将来の高速鉄道市場をめぐる競争において、新幹線は「中国高速鉄道にとっての最大のライバルになる」と予測し、品質や安全性の高さこそ新幹線の強みであり、「約半世紀にわたって新幹線は乗客の死亡事故を起こしていない」と指摘。

 さらに、新幹線の安全性の高さは高速鉄道に対して何らかの疑問や疑念を持つ国にとっては「安心につながる」としたほか、日本製品の高品質というイメージが新幹線の評価を高めていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  Chee-Onn Leong /123RF.COM)