女性はニオイの感じ方が男性より敏感。ニオわない男性は魅力的な男性として女性に判断される。ニオイケアをする男性は、それだけで好感度アップし、モテ男に通じる――プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)が全国の男女各300人に聞いた「ニオイケア」に関する調査結果を、動物行動学研究家の竹内久美子氏に分析してもらったところ、「動物の原則、また、医学的な報告などから、男女の嗅覚の差は明らか。ニオわない男性は女性から魅力があると判断される。調査でわかったように、男性がニオイケアの商品を使うことで好感度があがるのであれば、男性はぜひ使うべきでしょう」というアドバイスを得た。画像はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)の「ニオイケア」に関する調査結果より。

 P&Gの調査は、全国の20代・30代のOL300人と、30代・40代の男性ビジネスマン300人を対象に実施したもの。

 まず、ニオイやニオイケアについての男女の意識差を見ると、ビジネスマン自身は自分の衣服のニオイや体臭に「気を使っている」(73.3%)と自負しているが、OLはビジネスマンの衣服のニオイや体臭を「不快」と感じた経験を持っている人が90.7%(「よくある」=29.0%、「時々ある」=42.0%、「たまにある」=19.7%)にもなった。ビジネスマンのニオイ対策は女性からみて不十分なことがわかる。

 また、OLが男性のニオイが気になるシーンは、「暑い日」(94.0%)、「電車やバスの中」(91.0%)、「エレベーターの中」(82.7%)、「会議室など複数人で部屋に居合わせる時」(81.7%)の順。これは、男性自身が自分のニオイが気になると感じている「暑い日」(84.3%)、「飲み会後」(63.7%)、「飲み会の翌日」(63.7%)と異なり、女性は職場や通勤中に男性のニオイに悩まされていることがわかる。特に「電車やバスの中」は女性の91.0%が気にするのに対し、男性は59.0%と、32ポイントも差があり、意識の差が明確に出た。

 OLに聞いた「男性ビジネスマンの気になるニオイ」は、「たばこ」(95.3%)、「汗」(94.0%)、「体臭」(90.0%)がワースト3。また、これらのニオイを男性本人が気づいていると思うかと聞くと、「気づいていないと思う」という意見が大半を占めた。OLの4人に3人は、「男性は自分のニオイに鈍感」(73.3%)と思っており、「男性は見た目よりも嫌なニオイをさせないことに気を使って欲しい」(82.3%)と感じている。

 さらに、気になる男性のニオイに対して、女性の3人に1人が「態度で訴え」(32.0%)ているが、男性が「態度で示された」(12.0%)と気が付く割合は少なく、女性の訴えは男性に届いていない。OLからは「煙草のニオイが気になる。本人は別室で吸っているので、体や衣服に付いたニオイまでは気付いていないと思う。」(沖縄県、29歳)、「平気でスーツをばたばた仰いだりする。」(東京都、30歳)など、特にビジネスマンの衣服のニオイに関する勘違いに憤る声が多い。自分のニオイに気づかない“勘違い”男性には、「近づきたくない」(90.0%)、「たとえ好きな人でも気持ちが冷める・がっかりする」(82.0%)、「不潔」(80.7%)と辛辣な意見が大半を占めた。

 一方、OLに職場の男性の評価を決めるポイントを聞くと、「ニオわないこと/よい香りがすること」(65.0%)がダントツの1位。以下、「ヘアスタイル」(44.7%)、「身に着けている・持っている小物のセンスがいい」(38.3%)、「顔」(34.7%)、「身長」(20.0%)、「いいブランドや上質な仕立てのスーツを着ていること」(16.7%)の順で、「ニオわないこと」は、「上質なスーツ」より約4倍も高く評価されている。

 また、OLの約9割が「衣類のニオイ対策にもっと積極的に取り組んでほしい」(86.7%)と願い、男性にしてほしいニオイケアは「香水やコロンをつける」(3.3%)ではなく、「消臭スプレーを使う」(96.7%)で、ニオイを元から消臭することを求めている。そして、男性がニオイケアに積極的になったらどう思うか聞いたところ、ほぼ全員が「好感が持てる」(96.3%)と答えている。

 この調査結果に対して、動物行動研究家の竹内氏は、「女性は男性より嗅覚が敏感です。動物行動学的、進化論的説明をするなら、動物は、メスがオスを選ぶのが原則で、人間も例外ではありません。人間を例にとると、女性は一度身籠ると、出産、授乳、子育てとやるべきことが次々と控え、次の子を得るチャンスは数年先になります。片や男性は、次の子を得るチャンスは、数日後、もしかして数時間後かもしれません。この違いから、女性は同じ産むならできるだけ質のよい男性の子どもを得たいと慎重に相手を選びます。よって、女性の方が相手の質を見極める能力が高まり、ニオイの感じ方も敏感なのです。

 女性が男性の何倍嗅覚が敏感なのか正確なところは不明ですが、医学的には、女性の方が脳の嗅球(=嗅覚の情報処理に関わる脳の組織)の細胞数が男性より43%多いこと、嗅球の神経細胞(ニューロン)の数が50%多いことが参考になるかもしれません。単純に考えるなら、女は男よりも約5割増しという結果になるかもしれません。

 では、女性は男性のニオイから何を判断しているのでしょう。まず、免疫力の高さがわかります。実は、汗も皮脂も、それ自体にはほとんどニオイはありません。しかし、皮膚にすんでいるバクテリアが汗や皮脂を分解すると臭くなります。つまり、皮膚のバクテリアの増殖をなかなか許さない、高い免疫力の持ち主であれば、汗も皮脂もあまり分解されないので臭くなりません。免疫力の高さは、実は相手選びの際に最も重要になる要素で、このように匂いの他、ルックスの良さ、声の良さなど、男性の魅力となっているものはほとんどが免疫力の高さを知る手がかりといえます」と解説している。

 そして、「本来の免疫力の判断基準とは離れますが、調査でわかったように、男性がニオイケアのための商品をつかうことで女性からの好感度がいろいろな面で上がるのであれば、男性はぜひ使うべきでしょう」とコメントしている。

 P&Gが2015年6月中旬より新発売している「ファブリーズメン」は、ファブリーズが17年の歳月をかけて研究してきた6つの消臭成分の働きにより、ファブリーズ史上最強の消臭パワーを実現。男性が気にしている「タバコ」「汗」「体臭」「焼肉」「加齢臭」の5大臭を根本から消臭し、さらに、ニオイの原因菌まで99.9%除菌するという。(編集担当:風間浩)