韓国メディア・中央日報の中国語電子版は6日、低迷状態にある韓国の輸出状況が、20年あまり以前の日本に非常に似ているとする分析が韓国国内から出たことを報じた。

 記事は、韓国政府・産業通商資源部が最近発表した4月の輸出入動向で、韓国の輸出額が前年同期比で8.1%減少、4カ月連続で対前年同期比減少を記録するとともに、2013年2月以降で最も大きな下げ幅を記録したことを伝えた。

 また、韓国開発研究院(KDI)が5日に発表した「追撃の観点から見る韓中日の輸出競争力の変化」報告書で、韓国の輸出状況がますます1990年初期から長期的な経済萎縮が始まった日本に似てきているとの認識を示したことを紹介。とくに、競争力のある機械、運輸設備、化学製品において、93年の日本における輸出シェア低下前の状態に似ているとした。

 さらに、中国の追撃によってハードディスクなどの自動データ処理設備の輸出競争力が2003年から13年の間にほかの商品に比べて70%低下したことを挙げ、日本も韓国の追撃を受けて1993年から2003年のあいだに50%前後低下した事例を示した。
 
 一方で、日本は光学用品など高い技術が必要とする製品においては依然として強い輸出競争力を保っているとしたうえで、KDIの研究委員が「われわれは中国などの後発国が簡単に追いつけない独創的な柱となる能力を開発し、激変する環境に迅速に反応できる経済構造を構築しなければならない」と指摘したことを伝えた。

 記事はまた、現代経済研究院が昨年発表した報告書において「韓国はヨーロッパ市場では鉄鋼製品、機械、IT分野ですでに中国に抜かれ、機械、ITに加え自動車や精密機器分野で日本に抜かれている」と分析されたことを紹介。同研究院の研究員が「基礎研究に精力を集中させる必要がある。民間企業と政府との分業協力を通じて、研究開発の効率を高めて柱となる技術を確保しなければならない」と提起したことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)imagedesigner/123RF.COM)