米アップルが中国国内で「iPhone」の旧モデルなどの下取りを行う予定だと報じられたことについて、中国メディアの中国環境網は9日、中国の携帯電話の回収の現状などについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、スマートフォンを含む携帯電話にはさまざまな金属が使用されていることを紹介し、理論上では「廃棄された1トンの携帯電話から450グラムの金および130キログラムの銅、20キログラムのスズを回収できる」と紹介。

 さらに、廃棄された携帯電話から金属を回収することは「資源の再利用や環境保護という観点からも重要な意義を持つ」と指摘。逆に携帯電話を燃やすなど、不適切な処理をすれば、環境汚染につながるうえ、人の健康にとっても大きなリスクにつながる可能性もあると論じた。

 また記事は、日本の携帯電話回収の現状を紹介し、「日本では廃棄された携帯電話の山は“都市鉱山”と認識されている」と指摘。各キャリアが店舗などでユーザーが不要になった携帯電話を回収していることを紹介し、安心して回収してもらえるよう携帯電話に残されている個人情報をユーザーの目の前で削除してくれることを紹介した。

 中国の携帯電話回収の現状について、「中国の消費者は平均18カ月で携帯電話を買い替えている」と紹介し、2014年2月における中国の携帯電話ユーザーは12億4000万に達し、1年間に廃棄される携帯電話はおよそ1億台に達すると紹介する一方で、回収率は1%に満たないと指摘した。

 さらに、中国では回収された携帯電話の多くは中古市場へと流れると伝え、使用不可能な携帯電話については分解され、一部の再利用可能な部品を除いて「ゴミとして扱われ、焼却処理されている」と紹介。また、一部の調査を引用し、中国の携帯電話ユーザーのうち36.59%が「回収より捨てることを選ぶ」、21.62%が「回収より放置を選ぶ」と回答したことを紹介し、環境保護意識が希薄で携帯電話の回収が進んでいないと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)