中国メディアの環球網は2月26日、オーストラリアのメディアがこのほど「中国は世界最大の輸出大国だ」と指摘する一方、「付加価値ベース」で見た場合、中国は世界最大の輸出大国ではないと論じたことを紹介した。

 記事は、中国は2009年に世界最大の輸出大国になったことを指摘する一方、輸出入総額でも14年に米国を抜いて世界最大になったことを紹介。さらに、「中国が世界最大の輸出大国であることは疑いようのない事実」とする一方、中国の輸出を付加価値ベースで見た場合、「中国はそれでも世界最大の輸出大国なのだろうか」と疑問を呈した。

 続けて、米アップルのスマートフォン「iPhone」を例とし、iPhoneは中国で組み立てられていることを紹介する一方、部品は日本や韓国など世界各国のメーカーが供給していると紹介した。

 さらに、中国の組み立て工場はiPhoneを製造する一連の流れの末端に過ぎないと指摘し、iPhoneの組み立ておよび輸出による中国の付加価値は全体の一部と論じた。

 また記事は、iPhoneの例から「中国の製造業の致命的な弱点が見える」と指摘し、過去30年間において中国の製造業は外国企業の投資と技術移転のもとで発展してきたとする一方、「今なお日米やドイツといった先進国の先端技術や知的財産権、投資に依存している」と指摘。

 さらに、中国は世界で使用される産業用機械の多くを生産しているが、機械の部品は海外からの輸入に頼っているのが現実であり、中国の輸出は見かけの規模ほど「大きなものではない」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)