三菱航空機が18日、三菱重工業の小牧南工場で三菱リージョナルジェット(MRJ)の初号機を初公開したことについて、中国メディアの北京青年報は19日、「2015年に飛行試験を行うMRJは、リージョナルジェット市場でほぼ独占状態にあるカナダとブラジルのメーカーに挑戦することになる」と報じた。

 記事は、双発ジェット機のMRJについて「乗客定員が70-90人ほどの近距離路線向け旅客機」と紹介しつつ、「日本で約50年ぶりに生産された」、「開発費用は約1800億円」などと伝えた。

 さらに三菱航空機の発表を引用し、世界最先端の空力設計と最新型エンジンを搭載したMRJは低燃費を実現しており、騒音も少なく、「最高水準の経済性と客室快適性を兼ね備えている」と紹介。さらにMRJは2017年から順次納入されると伝えた。また、日本国内での見方として、「MRJは今後、リージョナルジェット市場で高いシェアを誇るカナダとブラジルのメーカーに挑戦することになる」と伝えた。

 さらに、三菱航空機の川井昭陽社長が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「リージョナルジェット市場は今後20年間で約5000機の販売が見込まれ、MRJの受注目標は2500機」と語ったことを伝えた。

 また、中国メディアの界面は「リージョナルジェット市場はブラジルのエンブラエル社とカナダのボンバルディア社による独占状態にある」とし、日本、中国、ロシアのいずれの企業が先に市場に食い込めるかしのぎを削っていると紹介。

 中国では「ARJ21」、ロシアでは「SSJ100」の開発が進められており、中国の「ARJ21」のビジネス機「ARJ21-700」はすでに初飛行も成功させており、14年末に成都航空公司に第1機目が引き渡される計画だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)