中国で、不動産市場の縮小がさらに加速しつつある。中国政府・国家統計局が13日付で発表した「20014年1-7月全国不動産開発と販売状況」によると、2013年通年では前年比26.3%増だった商品物件売上高は14年に入ってからは前年同期を下回るようになった。1-6月では前年同期比6.7%減、1-7月では同-7.6%と、数字は低下しつつある。1-7月の住宅物件売上高は前年同期比10.5%減だった。

 1-7月における商品物件販売面積は前年同期比7.6%減の5万6480平方メートルだった。下降幅は1-6月に比べて1.6ポイント拡大した。うち、住宅販売面積は9.4%減、オフィス物件販売面積は4.9%減、商業営業用物件は7.4%だった。

 商品物件販売額は8.2%減の3兆6315億元(約60兆4227億円)だった。下降幅は1-6月に比べて1.5ポイント拡大した。うち、住宅物件売上高は10.5%減、オフィス用物件は14.0%減、商業営業用物件は8.6%減だった。

 しかし、中国全国における不動産開発投資は1-7月実績で前年比13.7%増の5兆381億元(83兆8314億円)と、13年通年の19.3%増に比べれば減速したが、いまだに増加中だ。したがって当面は、不動産業界の抱える在庫がさらに膨らむ可能性がある。

 特に住宅物件の場合、中国人消費者は価格動向に敏感であり、値下がりがつづくと判断すれば買い控えをする傾向が強い。中国における不動産販売実績は、さらに低迷する可能性がある。(編集担当:如月隼人)