中国メディアの中国日報網は4日、韓国メディアの中央日報が「中国企業の成長によって韓国企業が苦戦を強いられている」と論じたことを紹介、さらに「韓国が今後も発展できるかどうかは韓国自身にかかっている」と論じたことを紹介した。

 記事は中央日報の報道として、韓国のサムスン電子のスマートフォンがファーウェイや小米といった中国メーカーの攻勢を受け、苦戦していると伝えたほか、長年保持し続けてきた「世界一の造船大国」という地位も中国に奪われてしまったと悔しさをにじませたことを伝えた。

 さらに、中国と韓国が国交を結んで以来、中韓は経済上の結び付きにおいて相互補完の関係として共に利益を得てきたとする一方、「現在、中国は韓国の各産業に脅威をもたらす存在になった」と警戒感を示したと報じた。

 続けて、韓国国内の専門家からは「中国はまるでブラックホールのような存在になりつつある」との声があがっていると紹介し、大韓貿易投資振興公社の関係者が「韓国の産業が中国に吸収されてしまう」と語ったことを伝えた。すでに韓国の半導体工場などが中国に移転しつつある現状を伝えたうえで、エリート人材もまるでブラックホールのように中国企業に奪われていると論じた。

 また記事は、中央日報が「中国との関係において鍵になるのは技術だ」と論じたことを伝え、韓国が中国よりも高い技術力を保持できれば「中国を内需」と見なすことができる一方、技術力で中国に負ければ韓国国内の市場は中国企業によって奪われることになると論じたとした。

 さらに、ブラックホールのような中国に堂々と渡り合うため、産業構造を強固なものとし、技術革新を進め、投資を呼び込めるような事業環境を整備する必要があると論じたと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Urs FLUEELER/123RF.COM)