シャープが三重県の液晶パネル工場の設備を米アップル社から買収するための交渉を行っているとの報道について、中国メディアの騰訊科技は15日、「アップルはシャープに対し、サムスンと一定の距離を置くよう説得している」と伝えた。

 記事はアップルが2012年、約500億円を投じて三重県の亀山第1工場にスマートフォンに用いる液晶パネルの生産設備を導入したことを紹介、「同設備ではアップル専属として同社のスマートフォンに液晶パネルを供給していた」と伝えた。

 また、シャープの亀山第1工場の稼働率は今のところは90%以上だと紹介する一方、「スマートフォン向け液晶パネルの生産は需要変動が激しく、需要が小さいタイミングにおいては生産能力の浪費となってしまう」と主張。

 さらに、「シャープはアップル専属で液晶パネルを供給することによる激しい需要変動から脱するため、中国の携帯製造メーカーへ向けたOEM供給などを検討していたが、アップルはさほど気にしていなかった」と紹介した。

 続けて、アップルがもっとも懸念している点は「シャープがサムスンに液晶パネルを提供すること」と報じ、最新の報道として「アップルはリスクを未然に防ぐため、シャープに対してサムスンと距離を置き、サムスンに液晶パネルを供給しないよう要求している」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)