6月26日のスポット金は下落。米冴えない経済指標の発表を受け一時上昇したが、投資意欲の後退も圧迫要因で、引けでは今週付けた2カ月ぶり高値を下回った。

 米商務省発表した5月の個人消費支出(PCE)は前月比0.2%増加、事前予測は0.4%増、前月は横ばいに修正された。また、労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は31.2万件と、前週の31.8万件6000件減少した。景気が拡大基調にあることに疑いはなく、ヘッジ資産としての金の魅力は弱まっている。さらに市場では最近金価格の上昇はショートカバーが主な要因との見方があり、投機筋はショートポジションを積極的に買い戻しているという。

 WTI原油先物は反落、イラク供給不安後退が背景となった。過激組織と治安部隊の戦闘が続くイラクからの石油輸出に対する懸念が和らぎ、市場参加者の一部が利食い売りを出した。また、米5月個人消費支出は予想を下回ったことも原油価格を圧迫した。(情報提供:東岳証券株式会社)