中国メディア・新華網は4日、日本のパナソニックが京都大学との共同研究で、レアメタルのコバルトを使用しない新たなリチウム電池の試作を行ったことを報じた。

 記事は、携帯電話やノートパソコンに用いられるリチウム電池のプラス極にはコバルトを含んだ材料を用いる必要があることを紹介。そのうえで、このたび同社と同大学の共同研究によって、コバルトを使わないリチウム電池の試作に成功したと伝えた。

 また、試作電池は従来のリチウム電池と同等の用量を有し、100回の充放電で容量の減衰が20%を超えないことが分かったとするとともに、研究グループが今後500-1000回の充放電に耐えられるよう、商品化に向けた改良を続けていくとコメントしたことを併せて紹介した。

 レアアースのコバルトは産出量の半分程度をアフリカ・コンゴ民主共和国が占めている。高価であることに加え政情不安による供給リスクがあるため、日本国内ではコバルト使用量を極力減らしたリチウム電池の研究開発が進んできた。

 記事は、今回試作されたリチウム電池が「コバルトへの依存から解放され、生産コストを大きく引き下げる望みを持っている」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)