日本経営管理教育協会が見る中国 第305回--下崎寛(日本経営管理教育協会会員)

● 平成24年(2012年)日本の結婚の4.8%は国際結婚

  日本国内における日本人の国際結婚、いわゆる夫が日本人で妻が外国人か、妻が日本人で夫が外国人となる国際結婚の統計が毎年厚生労働省人口動態統計年報から発表されている。

  その統計によると、平成24年には、年間婚姻件数(75万7331件)のうち外国人と結婚する件数は、外国人同士を含めて年間3万5879件で、全体の4.8%となっている。

● 国際結婚の内訳は日本人男性+中国人女性が半数に近い

  そのうち夫婦の一方が外国人である人の国籍別割合を見ると、以下とおりである。 

   日本人男性と外国人妻の場合(1万7198組)―― 第1位 中国人41.7% / 第2位 フィリピン人20.5% / 第3位 韓国・朝鮮人(在日韓国人・朝鮮人を含む)17.5% / 第4位 タイ人6.3%

   日本人男性と外国人女性の婚姻件数は日本人女性と外国人男性の婚姻件数よりも3倍程度も多く、日本人の男性は、日本人の女性に比べて中国人と結婚するケースが多い。また、東南アジア出身者、特にフィリピン人、タイ人と結婚することも多い。

   この理由としては、1980年から2008年頃まで、日本の農家の男性に対して中国人の嫁さんをあっせんすることが流行っていた。しかし、最近では、中国人のビザ取得のための偽装結婚、結婚詐欺などの摘発が多くなったころから減少している。なお、欧米人が少ないことが目立つ。

● 日本人女性+外国人男性は韓国人についで欧米人が多い

  一方、日本人女性と外国人夫の場合(6459組)は、第1位 韓国・朝鮮人28.2% / 第2位 アメリカ人17.9%(在日アメリカ人が多い)/ 第3位 中国人12.7%、第4位 英国人4.4%となっている。

  日本人女性は、韓国・朝鮮人と結婚するケースが多いが、韓国・朝鮮人については、特別永住権(ビザが問題とならない戦前から日本にいる韓国人、台湾人、朝鮮人とその子供たち)を有している日本国籍を取らない在日韓国・朝鮮人が多いことから単純な国際結婚とは異なる。

  また、日本人の女性は、アメリカ人との結婚が第2位と、日本人の男性より5倍程度多くなっており、英国人もおり欧米系の外国人が多いのが目立ち、日本人の女性は、英語圏の欧米人を好むという特徴がみられる。私は、現在、英会話学校に通学しているが、英会話学校の外国人男性の先生が、日本人女性と結婚することが多く見受けられる。この理由としては、外国人男性は日本で就労ビザを取得するには日本人女性と結婚するのが手っ取り早いことが挙げられる。さらに、外国人男性は、日本人の女性に優しいことも原因であろう。

  なお、参考として外国人の年間離婚数については、夫日本人・妻外国人は、年間1万2087件(第1位 中国人 / 第2位 フィリピン人 / 第3位 韓国・朝鮮人)、妻日本人・夫外国人は、年間3165件(第1位 韓国・朝鮮人 / 第2位中国人 / 第3位アメリカ人)となっている。

  写真は中国の結婚式場。(執筆者:下崎寛・日本経営管理教育協会会員 編集担当:水野陽子)